美少年とショタを愛するゲイの腐日記

読者の皆さんは、「バキュームベッド」という言葉をご存知ですか？

ラバーフェチや緊縛マニア、呼吸制御好きなど、コアな性癖の持ち主以外はご存知ないかもしれませんね。「バキュームベッドって何？」という方々に向けて、今回はバキュームベッドの魅力を紹介したいと思います。

バキュームベッドとは？

バキュームベッドは、ボンデージ（緊縛）プレイで使われる拘束具です。枠と吸引ポンプの付いたラバー製の袋の中に人が入ります。そして、袋の口を密封した後、掃除機で袋の中の空気を抜いていくのです。袋の中は徐々に真空状態となっていき、それとともにラバーがピタッと人体に貼り付きます。ラバーで全身を拘束された人は身動きが取れなくなると同時に肌の感覚が敏感となります。ラバーの上から触られたり、大人のおもちゃで性器を刺激されたりすると、とても強い性的快感を味わえるそうです。普通は、口の当たる部分にチューブを装着したり、穴を空けておいたりするので、息は出来るようになっています。というか、そうしないと、中の人は窒息します(笑)

以上の説明でバキュームベッドをイメージできない方は、通販でよく見る布団圧縮袋を想像してくださいね。あの袋の中に人間が入って、布団のようにギューッと圧縮されるわけです。「そんなの気持ちいいの？」と思われるかもしれませんが、好きな人は好きなんですね。気になる方は、是非試してみてください。

ただ、バキュームベッドを常備しているのは、大抵はSMのお店です。そういうところでバキュームベッドを体験しようと思うと高くつくのが常です。だからといって、自分でバキュームベッドを購入して一人でプレイするのは危険です。誤って窒息死してしまう危険があるからです。真空パックされた状態で死体が発見されたら、ちょっと情けないというか何というか……。死にたくない方は、理解のあるパートナーと一緒に、バキュームベッドを楽しんでください。

実際にバキュームベッドを使ったプレイ動画を貼っておきますね。ゲイの方には申し訳ありませんが、袋の中はお姉さんです。

バキュームベッド少年 サクサク還元濃縮

ここでは、「バキュームベッド×ショタ」という貴重なマンガを紹介します。



ショタやBLで定評のあるサークル「サクサク還元濃縮」さんの『バキュームベッド少年』です。

男に犯されたい願望のある少年が、こっそりと買っておいたバキュームベッドでオナニーをするお話です。家族のいない時間帯を見計らって、袋の中に入る少年――彼のアナルにはディルド、ゲイ動画をセットしていよいよ一人バキュームの開始です（注：とても危険なプレイなので、良い子の皆さんは絶対にマネしないでね！(笑)）

空気を吸引してピタッと張り付くラバー。少年の肛門にグイグイ食い込むディルド。

――身動き出来なくされて犯されてる…っ！！

皮膚全体が性感帯と化した彼は、ガチムチの男性に抑えつけられてレイプされている自分を妄想しながら、ペニスを激しく怒張させます。彼はラバーと一体となり、全身でオーガズムに達しようとしているのです！

……とそのとき、祭りに出かけたはずの家族が帰ってきて、妹が勝手に部屋のドアを開けてしまいます（この後の展開は是非ご自身でご確認ください）

バキュームベッドの中にショタを突っ込むという冒険をしてくれた「サクサク還元濃縮」さんに感謝感謝です。１２ページという超短編ですが、非常にムラムラっとさせられました。

昨今、SMが日本社会の中に受け入れられてきた感があります。緊縛師や女王様はテレビにも出演するようになり、「SM」「緊縛」といった言葉は日常語となりつつあります。とはいえ、SMの主流は現在も男女間で行われています。男の子、特に美少年が性的目的からSMプレイに臨む動画は、ありそうで意外に無い、というのが悲しい現状です。そんな中見つけたのが『DDE2～緊縛調教SMショー～』でした。

小柄な体型で、女の子っぽい顔をした美少年じんくんが、観客のひしめく薄暗い舞台に連れてこられます。そこで彼を待ち構えていたのは、緊縛師の平野源五郎氏です。平野氏は、ホモビデオ界では有名なベテランさんです。そんな平野氏にいたぶられるじんくんの姿を想像しただけで、僕の股間はモッコリしてしまいました。

さて、実際にSMプレイが始まると、観客の前でじんくんのビキニが剥ぎ取られます。彼の巨根に歓声を上げる観客たちは、皆変態なのでしょう。そんな変態さん達に視姦されながら、じんくんのスリムな肉体に縄がかけられていきます。麻縄で亀甲縛りされた彼は、既にチンコをビンビンにおっ立てているから驚きです。緊縛されて勃起するなんて、彼は真正のドM君のようです。この後の展開が楽しみですね！

緊縛されたじんくんは、フックに吊り下げられて、ハンモックのような状態にされます。全裸でぶら下がる彼の肉体に、平野氏の責めは続きます。特に良かったのは蝋燭責めと浣腸ですね。ペニス蝋燭を使った執拗なイジメに、じんくんは苦悶の声を漏らします。男の子を調教するなら、やはり男性器を徹底的にいたぶることが大切です。しかし、苦しそうにしながらも、じんくんは終始勃起しっ放しでした。どれだけマゾいかが分かります。可能ならば、彼のオチンチンに根性焼きでも入れてほしかったです。

更に、アナルにも浣腸プレイという責めが待っています。大型注射器で大量に水を注入された肛門は、括約筋で何とか漏らすのを我慢しようとしますが適わず、ブビューッと大量の水を噴出します。一旦お漏らししてしまったお下品な穴は、締りのないお口のようにだらしなくなり、ダラダラと水を零しまくるのでした。美少年がウンコをする穴から大量の水を漏らす光景は、それだけでも神秘的で変態的でした。

浣腸後はもちろんホモセックスです。水で奇麗に洗浄された直腸はペニスを突っ込むのにピッタリです。平野氏にガンガン掘られながら、じんくんは気持ちよさそうに喘ぎます。恍惚の表情を浮かべた彼は、先ほどまで自分を痛めつけていた平野氏に凌辱され、そのドMっぷりを遺憾なく発揮するのでした。

じんくんを辱めるプレイは他にもあります。観客にチンコを触らせたり、強制オナニーショーを披露させられたりと、緊縛だけではない責めの数々にムラッとさせられました。

――夏休み。田舎から出てきておじいちゃんの喫茶店を手伝う少女とタモツは出会う。……

作品紹介のこの文章から、既に怪しげな雰囲気が漂っています。ここで書かれている「少女」とはぴこのことで、自然な成り行きとして、少女ではなく少年であることが判明します。童貞臭を漂わせている青年タモツは、ぴこから「モックン」と呼ばれて、翻弄されつつも信頼関係を築いていきます。二人の絆は性行為のバリエーションを増やしていくので、鑑賞する方としてはソワソワしてしまいました。

３０分アニメの宿命として、展開が速く、ところどころ心情表現を端折り気味なのは気になりました。ですが、そこそこのラブストーリーとエロスとの組み合わせとしては、よくできていると感心させられます。谷田部勝義監督の力量と感性との賜だと思います。

何よりも魅力的だったのが、ところどころに挿入される、妙にフェティッシュなシーンでした。アブノーマルな性癖（痴漢、露出、ナンパ、ぶっかけ、スカトロ等）を常に追求するレーベル・ナチュラルハイの作品というだけのことはあります。ショタアニメに限らず、ゲイホモ作品の多くは、ただ男同士で絡んでいるだけのものがほとんどです。フェラやアナルセックスがメインなのはいいのですが、いきなり性行為に発展する展開に僕は少々うんざりしていたところです。そんな僕の琴線にも触れた傑作が『ぼくのぴこ』だったのですね。これは嬉しい出会いでした！！

モックンとぴこが出会った場所は、ぴこのおじいちゃんが経営する喫茶店です。そこでぴこがウエイトレスとして働いていたのです。ウエイターではなくウエイトレスですよ！どこをどう見ても女の子にしか見えない格好のぴこがドジをして、それがきっかけで二人は仲良くなるのです。孫に女装させるジジイの趣味がアレですね(笑)それはさておき、女装少年との恋愛というシチュエーション自体が既にフェチ要素満載です。ですが、真にフェチいのはこの後です。

「たまに遊んでやってくれ」というおじいちゃんの頼みもあって、モックンはぴこを遊びに連れ出します。望遠鏡を見たいが身長の足りないぴこは、モックンにお願いします。「モックン、抱っこして」ここでモックンはぴこを抱きかかえます。その際に、モックンはぴこのうなじに心惹かれるのです。うなじですよ、うなじ！ぴこのうなじに鼻を押し付けるモックン――これがどれだけフェティッシュなシチュか、たまらないですね(笑)

その後、「アイスクリームを食べたい」というぴこに、モックンはソフトクリームを買ってあげます。このソフトクリームがまた演出効果抜群なのです。ぴこがアイスを舐め、指先を舐め、そうした舌の動きをアップで映します。唇と指先の間にツーッと糸を引く唾液もしっかり見られます。何だこのフェチ展開は！？もっとフェチいのは、アイスがモックンのシャツにこぼれた後の流れです。

「（シャツについたアイスを）口で舐めてよ。乾くと染みになるから……」

モックンは、もはやただの変態童貞野郎と成り下がっています。それに応じるぴこもぴこですが(笑)そして、自然な流れとして肉体関係へとつながり、ぴこが男バレするのです。ぴこの股間からニョッキリと生えた包茎チンポにモックンも一瞬たじろぎますが、何事も無かったかのようにカーセックスが進んでいきます。ぴこが手に持ったソフトクリームは溶けて、アイスの白い汁が腕を流れ落ちます。それがピコのぶっ放した精液と重ね合わされている描写は秀逸でした。

その後、女装プレイがあり、ぴこがモックンとの関係に悩んだ挙句に髪を切るシーンがあります。断髪というのもフェチ要素をくすぐります。同時に、それまでは少女の代用っぽく描かれていたぴこが、完全に男の子として生まれ変わるのです。若干ロリコンっぽい流れだったストーリーが完全にショタ路線へと変わるわけです。この辺りも本当に巧い展開です。

最後は、街の夜景を背景にして、砂浜で二人が青姦を行います。ここでもムッツリスケベのモックンが変態っぷりを遺憾なく発揮します。砂浜でのセックスにためらうぴこに、モックンが言います。

「俺とじゃ、見られるの、イヤ？」

いやいや、そういう問題ではなく、未成年と青年がセックスしているのを見られて通報されたら、モックン、逮捕されますよ！冷静な口調で理性のぶっ飛んだことを言うモックンが魅力的でした(笑)

ぴことモックンの危険なひと夏の恋を描いたショタアニメは、本当によくできた傑作だと思いました。フェチ心を刺激することを忘れず、エロもふんだんに盛り込み、かつところどころに挿入される夏の景色が見る者に青春時代を思い出させます。これからは、蝉しぐれを聞くだびに、ぴことモックンの変態プレイが脳裏を過るようになると思います。そのくらい印象的な作品でした。続きも気になって、夢の中にもぴこが出てきそうです(笑)