ツイッターのTLを眺めていると、最近とても気になる画像が流れてきます。刀を持った和装(に近い衣装)の美少年たちの画像です。僕のような腐男子は、その画像の何枚かを見ただけでムラムラしてしまうのです。これらの画像の出典はどこなのかを調べてみたところ、最近流行りのオンラインゲームだということが分かりました。そのゲームの名前は『
刀剣乱舞』です!
最近リリースされたオンラインゲームの中ではかなり有名なゲームのようですね。世間の事情にうとい僕が知らなかっただけで、友人たちに聞いてみると「えっ、『
刀剣乱舞』を知らないの?」とみんなに驚かれました。恥ずかしいですね(笑)
というわけで、今回の記事では、『
刀剣乱舞』について調べたことを、僕の備忘録として書き記しておきますね。
『刀剣乱舞』の前身としての『艦隊これくしょん~艦これ~』
僕自身はまだ『
刀剣乱舞』をプレイしたことがありません。どうもゲームというものが苦手で、最後まで遊び通せる自信が無いのです(笑)ただ、『
刀剣乱舞』だけは気になっています。「刀剣男子」というワードにムラッとするだけでなく、日本的な「和」の文化が大好きなこともあり、「このゲームをプレイしたら、日本刀について詳しくなれるのでは?」という期待もあるからです。刀に関するエピソードも随所で挿入されるらしく、戦闘や育成が苦手な僕でも楽しめそうな気がします。
さて、肝心のゲーム内容ですが、あちこちでよく言われていることがあります。
――女性版『艦これ』だ!!
『艦隊これくしょん~艦これ~』というのは、DMM.comとKADOKAWA GAMESが共同で開発したオンラインゲームです。駆逐艦や軽巡洋艦、重巡洋艦などを擬人化した「艦娘(かんむす)」を編成・育成・強化しながら、無敵の連合艦隊を目指す育成シミュレーションゲームです(これも常識なのか?)
『艦これ』では、「艦娘」達が萌えるイラストであるだけでなく、それぞれの艦についての史実や薀蓄があちこちに散りばめられ、ミリタリーファンにもなかなか好評のようです。もちろん、「萌え」だけを求めて『艦これ』を始めた人も、ゲームを通して日本史に興味を抱くケースもあります。ある意味、教育的配慮の行き届いたゲームと言えそうですね。残念ながら、18歳未満のユーザーはアカウントを取得できませんが……
一方、『艦これ』の普及は、二次創作やコスプレ等の世界にも影響を及ぼしました。具体的には、コミケの同人誌販売では、『艦これ』を扱ったものが目に付くようになりました。また、コスプレエリアでは、『艦これ』のキャラクターに扮したコスプレイヤーさんも結構いましたね。二次創作の場面では、ゲーム内には存在しないシチュエーションが付与され、いつの間にか百合(=レズ、ガールズラブ)になっていることも……。このように『艦これ』の世界観が多方面に拡大しているのが現状です。
『刀剣乱舞』とは?
『艦これ』で大成功を収めたDMM.comが、男性ではなく女性をターゲットにしたのが『
刀剣乱舞』です。乙女ゲーム(=女性向け恋愛ゲーム、多くはボーイズラブ)のような雰囲気を醸し出すパッケージですが、実際はBL要素が無く、戦闘や育成といったゲーム性を楽しむ設定です。そのため、腐女子や腐男子でなくても、ノンケの男性でも十分楽しめます。
戦闘シュミレーションゲームなので、プレイヤーが動作を決定したり、アクション性を要求されたりすることはありません。ただ、刀剣男子が傷つくと服が破けるので、そこをネタにシコシコするのはありでしょう。というか、僕のようなゲイは、きっとシコゲーとして楽しめるのだと思います(笑)
イラストの美麗さに加えてフルボイスとなっているため、お気に入りの刀剣男子に感情移入するのは容易です。自分の贔屓のキャラが強くなっていくのを見るのはとても楽しいでしょうね。一方で、敵との戦いで大ダメージを受けた刀剣男子が「破壊」となって消滅するとき、あまりにも思い入れが強いと、泣けてしまうかもしれません。自分の愛した男が消えてしまうわけですから……。過度の感情移入はプレイヤーの寿命を縮めそうですね(笑)
それから気になる課金システムについてです。こちらは、アイテム購入などで自ら課金しない限り、何らかの料金が発生することはありません。つまり、一生無料で遊べるということです。妙な請求書などが送られてくることはありませんので、ご安心ください。
なお、金銭が絡むこともあり、18歳以下の方は『
刀剣乱舞』に登録できません。登録時に身分証明書などの審査があるわけではありませんが、規約はキチッと守るようにしましょう。子どもが問題を起こせば、その責任は保護者が負うことになりますからね。
『刀剣乱舞』に登場する刀剣男士の由来
『
刀剣乱舞』には、擬人化の元ネタになる日本刀が存在します。現存しているものもあれば、伝説上の刀もあります。それらについて、少しだけ解説したいと思います。
まず、
公式HPトップ絵の真ん中にいる「三日月宗近(みかづきむねちか)」から。この刀は、天下五剣の一つとして、現在は日本の国宝に指定されています。刀身の打除け(うちのけ、焼入れの際に刃中に現れる働きの一つ)がたなびく雲に浮かび上がる三日月を思わせるところから、「三日月」の号を与えられたと言います。足利将軍家に継承されてきた名刀ですが、永禄の変で将軍・足利義輝を殺害した三好政康の手に渡りました。その後、豊臣秀吉から徳川将軍家を経て、太平洋戦争後東京国立博物館に寄贈されました。歴史に残る人物達の手から手へと渡ってきたのですから、それだけ価値ある刀剣であることが分かります。
次に、「小狐丸(こぎつねまる)」について。こちらは、平安時代の刀匠・三条宗近の作と伝えられる刀です。朝廷からの依頼で刀を作っていた宗近が満足のいく刀を打てずに困っていたところ、童子に化けた稲荷明神が相槌を打つために現れたという伝説があります。神の加護を受けて誕生した刀ですから、それはもう素晴らしい刀だったそうです。もっとも、この話は創作とされています。ですが、歴史上には、「小狐丸」と同名の刀が登場します。その一つが、宮中に現れた一匹の白狐が授けたとされる刀で、九条家に献上されて家宝になったといわれます。残念ながら、こちらも現在は所在不明で、実物を見ることはできません。
最後に、「歌仙兼定(かせんかねさだ)」です。こちらは、有名な刀匠である二代目和泉守兼定の作とされます。持ち主の細川忠興がこの刀で家臣36人を斬り殺したため、「三十六歌仙(=平安時代の和歌の名人達)」にちなんで「歌仙」と名付けられました。何とも血なまぐさい伝承のまとわりついた刀ですね。だからこそ逆に、この刀に対して妖しい魅力を感じるのは僕だけでしょうか?実際に『
刀剣乱舞』をプレイすることになったら、きっと歌仙兼定が僕のお気に入りになるのだと思います(笑)
最後に
いろいろ調べれば調べるほど、『
刀剣乱舞』が魅力的なゲームに感じられます。ゲームとは無縁だった僕でも、きっとハマってしまうことでしょう。無料で楽しめるのですから、僕も早速登録してみようと思います。僕と一緒に登録される方は、下のバナーからどうぞ!
※上記の記事は、備忘録として書いただけですので、内容に誤りがあるかもしれません。読者さんで何かお気づきの点がありましたら、コメント欄からお知らせください。速やかに修正致します。また、実際にプレイしての感想などもコメント欄に書いていただけると嬉しいです。